歴史小説「黎明の坂」第四巻|増田祐美ウェブサイト

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黎明の坂第四巻

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黎明の坂第四巻

第四巻は、義経の出京から奥州藤原氏滅亡までを描いています。
義経は身を隠して朝廷抑圧・鎌倉集権を画策し、北條時政や藤原秀衡は
姿の見えない義経に翻弄されつつ、氏の優位や存続を目論んで策をめぐらせます。

神戸新聞総合出版センター
ISBN978-4-343-00882-4 
B6判ソフトカバー・340頁


歴史小説「黎明の坂」〈第四巻〉      →最新情報ブログ「桂林記」


 

義經義経はなぜ平泉に行かなかったのか

 

朝廷の力を削ぎ、東国武士団の結束を強めるため
賴朝頼朝と義經義経がとった策とは



目次:  
雲隠れ

「九郎殿を主君に!」と血気盛んな若者たちをなだめ、義經義経は彼らを豊後や奥州へと逃し、自らは京を出て紀伊から石山寺、近江坂本を経て北陸に身を隠す。入れ替わって意気揚揚と京に入った北條時政であったが、粗野な振る舞いが仇となり、早々に鎌倉に戻る羽目となる。佐藤忠信は義經義経出京後も密かに京に残って工作活動をしていたが、いよいよ北陸へ旅立とうというまさにその時に潜伏がばれてしまった。絶体絶命の忠信、さあどうする!


運籌

姿の見えない義經義経に怯えつつ、時政は三浦義澄の子息義村を語らって北條氏の優位を狙い、奥州藤原秀衡は一族の存続を図って、なんとか義經義経を平泉に迎えようとする。時政の勝手を許せばそれにつられて自力救済の東国武士が立ち上がってしまう、奥州の自立を許せば朝廷が息を吹き返す  義經義経・賴朝頼朝はどんな手を取るのか。


旦明 ついに奥州藤原氏が倒れ、日本国の武が鎌倉殿の許に集う下地が整った。比叡山無動寺の(はな)()でから見下ろす晩秋の(にお)の海は穏やかにして、それを見ている者たちを和ませる。無動寺の()(えん)、石山寺の(ゆう)(そん)........。




書評を掲載いただきました(神戸新聞2016.7.17付)





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神戸新聞総合出版センター
「黎明の坂(一)」 ISBN978-4-343-00732-2 1,700円+税
「黎明の坂(二)」 ISBN978-4-343-00763-6 1,800円+税
「黎明の坂(三)」 ISBN978-4-343-00814-5 1,700円+税
「黎明の坂(四)」 ISBN978-4-343-00882-4 1,700円+税


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